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理系女子に農学部が人気の理由

近年、大人気の農学部。 

情報系学部ほどではないにせよ、

ゆっくりと、でも

次々と新設されていますね。

 

一番最近では、2020年4月に

摂南大学農学部が新設されます。

www.setsunan.ac.jp

 

いわゆる「リケジョ(理系女子)」

ブームで一番熱いのが、学部

 

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でも、

農学部=農業だけを学ぶ学部」

ではありません。

 

農学部」という名称は

一般的に「農業」のイメージが強いですが、

学ぶ内容は幅広く、

近年では「農」の範ちゅうに収まらなくなって

生命科学「バイオ」など、

現代風の学部名に変化していっています。


生命科学」というと、

野菜や果物のような食べ物の

イメージが小さくなるので、

「バイオ」という言葉が一番

しっくりくるかもしれません。

 

 

農学部は理系学部でありながら

学部生の男女比はなんと、

意外にも半々くらいです。

 

 

なぜ女子は農学部に興味をもつのか?

 

 

食べ物に関係があるから!

というのが

大きな理由でしょう。 

 

大学で食べ物について研究できるなんて、

なんだか楽しそうです。

 

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女性の農学部人気の

もうひとつの大きな理由として、

管理栄養士」の国家資格が

取得できるコースがある、

ということもあります。 

 

「管理栄養士」は国家資格の中でも

難易度の高いもののひとつで、

薬学に次ぐ(並ぶ?)ほどの

難しさだそうです。

 

※一般的によくある「栄養士」とは違います。

 

「管理栄養士」が取得できる学部としては、

農学・生命科学以外にも

女子大によく設置されている

食物栄養」学科・コースがあります。

 

同志社女子、京都女子、京都光華女子、

京都ノートルダム、京都華頂など、

女子大には必ずといっていいほど、

食物栄養コースが見られます。

 

それほど食物栄養が女子に人気が

高いということでしょう。

 

女子の就職人気ランキングにも、

明治・ロッテ・カゴメ・森永など、

食品メーカー(特に製菓)が

毎年上位に並んでいます。


◆女子就活生が選ぶ「就職人気ランキング」

toyokeizai.net

 

 

 

農学部のほかにも、

「食」「農」に関して、

工学系からのアプローチもあります。

 

立命館大理工学部・電気電子工

の取り組みです。

 

agrijournal.jp

 

立命館大は「農学部」こそありませんが、

理工学部から、さまざまな農業に関する

興味深い研究をしています。

 

また、最近ではアグリビジネスという観点で

文系の「食マネジメント学部」も新設

されましたね。

 

 

 

「食」が最も注目される農学部ですが、

食だけに関していうと、

なかでも近年の主流は、

遺伝子に対するアプローチです。

 

具体的には、

遺伝子組み換え」や「ゲノム編集

といった技術です。

 

大ざっぱにいうと、

「遺伝子組み換え」技術ができることは、

異なる生物同士の遺伝子を組み合わせ、

両方の一部の性質を持った生き物を

作りだす技術です。

 

よくある

トイ・プードルとチワワのミックス犬』

のような、同じ生き物で違う種類の

かけ合わせではなく、

 

たとえば『犬と昆虫』『植物と魚』

のような、

まったく似ても似つかないほど異なる

生き物同士をかけ合わせてしまう

という技術です。

 

ネットでも「遺伝子組み換え生物」

などの言葉で検索してみると、

驚くようないろいろなミックス生物が

出てきます。

 

もちろん野菜や果物にもこの

「遺伝子組み換え」技術は

応用されていて、特に日本は

世界で有数の「遺伝子組み換え大国」

といえるかもしれません。

 

実際、日本に住んでいる私たちが

毎日食卓で食べている食べ物の

おそらくほとんどは

何らかの形で「遺伝子組み換え」を

された食品を食べています。

 

これも「遺伝子組み換え食品」などで

ネット検索してみると、

「ほとんどやん!」

と突っ込みたくなるほど

私たちの日常に遺伝子組み換え食品が

あふれていることがわかります。

 

人体への安全性や影響面は

今のところ未知数だそうですが、

この流れは当分の間、

加速するものと思われるので、

バイオ系学部が次々と

新設されていく理由もうなづけます。

 

 

農学部に興味があるかたは、

ぜひこのあたりの分野について

いろいろ調べてみてください。