関関同立入試の10連チャンってしんどいの?!
同志社を筆頭に、関関同立を第一志望にしている人は毎年、2月1日から10連チャン試験になります(文系の場合)。
「10日間連続で受験する」というと、学校の先生やまわりの大人から「しんどいから途中に1日休みを作ったほうがいいのでは?」と言われるかもしれませんね。
でも、本当に入試10連チャンって、しんどいの?
結論からいうと「人による」ということになります。
しかし、京都や大阪など都市部に住んでいて、試験当日に自宅から試験会場に行ける人は「しんどい」ということは実際、ほとんどないようです。
試験はたったの3教科。朝もゆっくり、昼過ぎに終わる。試験の合間に十分な休憩時間もあります。
しかも解き終わった後で答え合わせする必要も、やった内容を暗記する必要もありません。
ただ、解きっぱなし。
今まで長時間の激しい受験勉強をしてきた人が、これ、疲れるかなあ。
文系の場合に至っては3教科目は地歴公。
科目の性質上、「知っているか・知らないか」だけなので、ほとんど頭を回転させることもないし、通常であれば制限時間をもてあまします。(文系数学での受験の人は別。)
関関同立10連チャンの期間中は、家に帰って軽めのメニューで勉強した後、軽く運動もしておく。 ご飯を食べてゆっくりお風呂に入り、体を休め、ぼーっとして、早めに寝る。
やってみたらすぐにわかるけど、全然疲れない。 っていうか、学校ある日より楽かもしれない!
ふだん学校がある日は朝早く起きて1時間目から6、7時間目までみっちり勉強。 ほとんどすべて新しく習う範囲か、問題演習。キツイ。 家に帰ってもみっちり受験勉強。
過ごしてきた日々に比べると…入試期間中って、考えてみたら案外ラクチンなのかも。
関関同立10連チャンしんどい!って思ってしまうのは、ずらーっと書き込まれたカレンダーを「通し」で見るから。
ぎゅっと書き込まれたスケジュール見てると息が詰まりそうになる人もいるでしょうね。
でも実際おとずれるのは、1日、1日。 目の前の1日だけをこなせばいいだけ。
むしろ、日に日に試験に慣れてくる。 問題が見えてくる。 やる気がみなぎってくる!!!
関関同立10連チャンしんどい!って思ってしまうのは、未知の環境がこわいから。
知らない場所で毎日緊張の大学受験(←イメージ)。 精神的につらくなるのでは?と心配になってくる。
でも、だいじょうぶ。
ガチガチに緊張できるのはせいぜい初日くらい。 よく続いて2、3日。それ以上、続かない。 4日も5日も連続してフレッシュに緊張しろといわれても、逆にできない。
関関同立10連チャンしんどい!って想像してしまうのは、テストテストの毎日が、強いられた定期テストや模試のイメージとかぶってしまうから。
でも、それはちがう。 全然ちがう。 絶対にちがう。 そこだけは根本的にちがう。
だって、この10連チャンのテストで、たった1日まぐれでもいいから(!)いい点がとれたら、今までの定期テストや模試、受験勉強が一気にむくわれることになるから。
4月からあこがれの関関同立のキャンパスに通えることになるから。
つまり、今回ばかりは希望に満ち溢れたテストだということ。 テストの持つ意味が全然ちがう。
今まで目標にしてがんばってきた関関同立のまさに試験日に「ナカ休み」と称して家でゴロゴロ。
人生をかけた(?)試合の日に、ライバルが試合しているまさにその最中(さなか)に、家でゴロゴロって、それってどうなん。。
かといって、体を休める目的でわざわざ試合棄権までして家にいるのに、ガッツリ受験勉強してしまったら試験受けに行くより疲れてしまうから意味ないでしょ!ってことになる。
部活やりたいのに早めに引退して、
コンサート行くのがまんして、
花火大会がまんして、
ハロウィンがまんして、
クリパもがまんして、
初もうでもがまん、、、
それって一体、何のためだったよ???
って、今一度、考えてみる。
『関関同立の10連チャンはきっとしんどいから、ナカ休みで4日目は試験行かずに家にいる~!』はまさに『盾と矛』。
「関関同立、10回もチャンスあるのにナカ休み?アホなこと言わないて下さい!」と言った人がいる。
アホいうなと。
ナメんなと。
それくらい『強い気持ち』で試験の挑むなら、ちょっとカッコいい。
「え~?入試10連チャンしんどい~」
って、喉元でうにゃうにゃ言うてるより、
「 20連チャンでも楽勝です!まだまだいけます!えっ10でいいんですか? 」
って余力マンマンに、下腹からつぶやくくらいの強い気持ちでカッコよくいきたい、できれば。 (気持ちぐらい強くもたないと、あと何で勝つ・・・!)
気が弱い人は
「10日も連続して試験受けたらしんどいよ、1日休み入れなよ」
と親や先生、友達に言われると、一気に気が弱くなる。不安になる。自信が揺らぎだす。
そして「どの日を休もう?」と、試合放棄する日を考えるのに時間を費やし始める。
「連続試験はしんどい」というワードが勝手に頭の中でリフレインして固着し、暗示にかかってしまう。
そして実際の試験が始まると、3、4日目にもなると暗示通り、息があがってしまう。
申し訳ないけれど関関同立の試験なんて、 クジじゃあるまいし10回受けたからといって、 ひとつも合格しない。
きれいに、気持ちいいほどきれいに、全部落ちる。
それが普通。それが標準。
たったひとつでも合格したら大成功の世界(一部の人たちを除く)。
たったひとつを獲りにいくつもりで行く。
たったひとつを獲るのだから、たった1日でも休めない、ということになる。
無責任で根拠のない暗示にかかってしまい、みすみすチャンスを1回分、のがしそうになる。
でも、 その休みかけた1回の試験をなんとか踏みとどまってがんばったからこそ今、あこがれだったあの大学のキャンパスの芝生の上に、ほら、こんな感じで寝っ転がっていられる。
・・・とまあ、そんな妄想を楽しみながら、試験の準備を淡々と進めていく自分がそこにいる。