2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

大学受験の勉強は、学校の教材だけでだいじょうぶ? 効果的な使い方は?

 

学校で使用される教材が、

自分の志望校の受験勉強に

合っているかどうかというのは、

本当にわかりません。

 

合っている人もいるし、

それを使い続けることで

遠回りになってします人もいます。

 

ただ、教材は合っていても、

それをどういうやり方で使うかで

その教材が活かされることもあるし

まったく役に立たないこともあります。

 

また、自分の志望校に合っていない教材でも、

必要な部分だけをうまく使えば

最良の教材になることだってあるのです。

 

 

 

受験する大学の情報を

きっちりと集めたら、次は、
具体的な勉強方法
をどうするか、です。
 
 
勉強方法で大切なのは、
「教材」と「その使い方」
です。
ここは手を抜かず、
慎重に取り組むべきです。
 
なんとなくで問題集を選び、
なんとなくで勉強していると、
たった1か月で済む内容でも、
1年かかってマスターできない
ことがあるのです。
 
時間がかかりすぎことで、
次の段階に入る時期がずれ、
ひとつ段階がずれることで
本人が気づかないまま
すべての時期がずれ込み、
能力は十分なはずのに、
入試には間に合わず
結果は不合格、という話は
山ほどあります。
 
だいたい、
大学入試で不合格でも、
能力はある人が多いのです。
 
ただ、入試というのは、
入試の日の一時点での
学力を問われます。
 
だから、
たとえば2月に入試なら、
3月に合格レベルに開花しても、
それは「不合格」なのです。
 
特に高校生は何かと忙しく、
時間がない。
 
部活にでも入ろうものなら、
とてもじゃないですが
普通のやり方では
全範囲をきっちり習得
するのは難しい。
 
そこで、
受験内容を最も速く
習得できる教材を選び、
それを使いこなす手法
重要になってくるのです。
 
具体的にいうと、
たとえば数学であれば
学校で教科書の傍用問題集
として
 
『サクシード』や『4ステップ』
『クリアー』『4プロセス』『スタンダード』
 
などの、うすい問題集を使いますね。
 
学校で配布されるので、
何も考えずにそれで受験勉強
をしようとしてしまう人が、
本当にいます。
 
でも不思議なことに、
学校で配布される問題集
であるのにもかかわらず
『サクシード』や『4ステップ』
などを使って
「京大に合格しました」
立命館に合格しました」
のような話は、
ほどんど聞かれません。
 
なぜかというと、これらの教材は
受験の勉強にはマッチしないからです。
 
また、ほとんどの進学校で配布される
超ド定番『青チャート』。
 
定番中の定番とはいえ、
いったいどれだけの人が
青チャートを使いこなし、
入試の数学に利用できているでしょうか。
 
 
また、英語なら、
学校で小テスト用に単語帳を
配布されます。
 
定番でいえば、
『ターゲット』『データベース』『速単』
『音単』『ユメ単』『DUO(デュオ)』
『チャンク』…などなど
 
そのほとんどは、
受験英語で使えるレベルに
達するには遠回りで、
時間がかかりすぎてしまうのです。
 
あと、高校生でよく見かけるのが、
英文法を勉強するのに、
これもド定番『ネクステージ』から
入ってしまうパターンです。
 
なぜこれらの教材は受験勉強に合わないのか。
 
その具体的な理由は、また別の機会に
時間をとって解説してみたいと思います。
 
じゃあ、使える教材は何なのか、というのも
合わせてご紹介します。
 
 
ただし、これらの教材自体が
ダメな教材ということではありません。
 
どれも時間をかけてきっちりやれば、
結果が出ることもあるでしょう。
 
しかし、時間は限られているのです。
 
高校の入学式からセンター(共通テスト)
まで、たった2年と9か月しかないのです。
 
2年と9か月「も」あるのか!
と思ってしまった人も
いるかもしれません。
 
しかし、考えてみてください。
 
たとえば平均して
2日に1回しか勉強しない
科目があるとすれば、
入試まで残された時間は、
その半分の実質1年4か月ほど、
ということになります。
 
もし3日1回なら、
実質わずか11ヶ月
です。
(そして4日に1回なら…)
 
もちろん11ヶ月、といっても
1日中勉強しているわけではないので、
「1日」は、わずか「数時間」のことです。
 
これで国公立大や関関同立のような
難関大と言われる大学をまともに
目指すのは、イチかバチかの賭けです。
 
偏差値40からの下剋上ともなると、
「無謀」の一言につきます。
 
 
そこで、教材と勉強法の選択が
重要になってくるわけです。
 
ほかの人よりも早い段階で
入試レベルを解けるようになれる教材と、
その勉強方法さえ知っていれば
同じ時間なのに倍速で進めるわけです。
 
 
では、どの教材を選んで、
どんなやり方で勉強すればいいのか。
 
当教室では、
勉強に悩んで相談に来てくれる
生徒さんには、ひとりひとり
個別に勉強のやり方から
指導しているわけですが、
その一部を、
できるだけ具体的に、
わかりやすくご紹介してみようと
思っています。