自動的に勉強する習慣が身につく方法（その１）
今日からがんばって
毎日勉強するぞ！と決意しても
すぐに挫折してしまいます。
真面目な人なら、
固い決意をしたのに
守れなかったことに
罪悪感を感じて自分を責め、
その苦痛の経験から、
決心する前に
決心すること自体に
躊躇（ちゅうちょ）してしまいます。
毎日の勉強を、
自動的に、
歯磨きのように、
空気のように、
当たり前の習慣にしてしまう
方法って、あるのでしょうか。
もしもこれができたら、
人生が１ランク上の世界に
上がれる気がします。
実は、ものすごく
簡単な方法がありますので、
ご紹介します。
カレンダーを用意します。
できれば、
２カ月単位のものがいいです。
↓ 小中学生の学習サイト『ちびむすドリル』に、いいのを見つけました。
次に、100円ショップなどで
シールを買ってきます。
シールを買ってきます。
（できれば、かわいいものか、
キラキラのものがいいです。）
これで準備はOK。
そして、
やる！と決めたことがその日にできたら、
カレンダーに
シールを貼っていくのです。
たった、これだけです。
これだけのことで、
あれだけ何度も挫折したことが、
ウソのように、
習慣化することができます。
ただし ルールがふたつ、あります。
ルールその１。
『何もやらなくていい予備日
を２日 設定する』
たとえば、「英単語を毎日やる」
と決めたとします。
その日のノルマができたら
カレンダーにシールを
貼っていくのですが、
土日は予備日として
シールを貼らなくていい日
（英単語をやらなくてもいい日）
と設定します。
つまり、最初から「毎日」ではなく
「１週間に５日」で計画を立てるのです。
誰でも1日や２日、計画通りできない日も
あります。
でも、１日や２日やらなかったことで
計画に遅れが出て追う立場になったり、
罪悪感を感じてしまったり、
「やっぱりできなかった」経験を
増やしてしまうことが、問題なのです。
余裕をもって予備の日を最初から
計画しておくことはとても大切で、
計画がくずれることさえも
あらかじめ計画に入れておくのです。
さらに、計画がくずれなければ
予備日も計画を進めてもいいので、
予備日もシールを貼ることで、
「決めた以上にやった感」があって
自信がつきます。
スケジュールも前倒しになるので、
さらに気持ちに余裕ができ、
どんどん『予定を達成していく自分』に
なっていきます。
ルールその２。
『ゴールまでの期間を２カ月に設定する』
（＝２カ月後に到達できるところを
ゴールにする）
例えば英単語1200個なら、
２カ月後がゴールなので、
１ヶ月で600個、
４週で割って１週間150個、
５日で割って１日30個
・・・のような計画の立て方です。
２カ月＝60日というのは
ものすごく絶妙な期間設定です。
１ヶ月は目標を達成するには
やや短くあっけないですが、
３カ月は達成まで少しばかり
時間がかかり過ぎです
（特に初心者にとって）。
２カ月＝60日継続するのは
それほど簡単でもなく、
かといって少しがまんすれば
そこまで難しいわけではありません。
絶妙の期間設定です。
ぜひ一度、試してみてください。
なぜカレンダーにシールを貼ると、
決めたことが守れるようになる
のでしょうか。
微妙な心理効果を狙っています。
決まったことが
守れない・長続きしないのは、
時間がとともに
決心した時の感動がうすらぎ、
また、今やっていくことに
飽きがくるからです。
しかし、
日々、シールという物質を
貼っていくことで、
１週間たっても２週間たっても
過去の実績が質感とともに
目に見えて残っていきます。
貼れば貼るほど、
「自分へのご褒美」が
積みあがっていくのです。
そして、
積みあがれば積みあがるほど
今さらやめられなくなるのです。
（今日やめるということは過去を
台無しにすることになりますから。）
「日付に赤ペンでマルしていくだけ
でもいいのでは？」
と言われることがあります。
しかし、「シール貼る」行為自体に
意味があるのです。
シールの物質感、貼る時の触感が
このやり方のポイントなのです。
ここはしっかり、シールで試してみて
もらいたいです。
カレンダー＆シール方式は、
カンタン・シンプルで最高のやり方
ですが、それでも、「決めたことが
やり通せないことが習慣化している人」
にとっては、最初はそんなに簡単な
ことではありません。
次に、そんな人にあらかじめ知っておいて
もらいたいことや注意点を書いておきます。
これを知っているだけで、
「決めたことがやり通せない」習慣と
さよならできることでしょう。
（つづく）
