2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

英語が苦手な人の勉強の始め方(その2)

 

「英語の基礎は英文法」、

英文法の問題集から

英語の勉強を始めます。

 

しかし・・・どうもしっくりきません。

  

いくらどんなに

テキストに書かれている

文法の法則を覚えても、

そのすぐ下にある英文が、

意味不明な文字の羅列(られつ)にしか

見えないのです。

 

 

法則を覚えたのに、

英文が読めないなんて?

英文法ってホントに意味あるの?

これで本当に英語が読めるようになるの?

 

さっぱりイメージがわきません。

 

自分はほかの人と比べて特別に

英語と相性が悪いのでは?

英語の才能がまったくないのでは?

 

 いろいろ悩んで、しまいには

英文を見るのもいやになって

しまいます。

  

そもそも、英文法から英語の勉強を

スタートして、よかったのでしょうか。

 

 

・・・いえ、

 

受験英語の勉強のスタートは、

 

1にも2にも、単語です。

 

3にも4にも、単語なのです。

 

単語をやっつけない限り、

受験英語は何も始まりません。

 

英単語がわからないと、

この先何十冊 問題集をやっても

永久に成績が上がることはありません。

 

 

これは実は、ものすごく単純な話です。 

 

次の文章を読んでみてください。

 

 

My brother ●●● an apple.

 「私の兄はりんごを●●●。」

 

私の兄が、りんごで何なのか、

まったくわかりません。

 

私の兄がりんごを「食べた」のか、

私の兄がりんごを「好き」なのか、

私の兄がりんごを「買った」のか・・・。

 

さらに、brother と apple という単語も

知らないとすると、

 

My  ●●●    ●●●   an  ●●●.

 

もう、なんのこちゃ、さっぱりわかりません。

 

英単語を知らないというのは、

まさにこういう状態です。

  

英単語を知らないということは、

あちこち黒塗りされている文章を

読んでいるのと実は同じことなのです。

 

今まで英語がわからなかったのは、

文法も多少はありますが、それよりも何よりも、

「黒塗りされている文章を読んでいたから」

だったのです。

 

何もあなたが英語と相性が悪いわけでも、

才能がないわけでもなかったのです。

 

文法が多少あやふやでも、単語の意味が

すべてわかってしまうと、ある程度何が

書かれているかくらい、わかります。

これは大きな違いです。

 

 

「でも、それって、英単語を暗記しなきゃ

いけないんでしょ。暗記は苦手!」

  

『英単語の暗記』と聞いたとたん、

体の筋肉がフニャフニャになって

一気に脱力してしまいます。

 

 

英単語の暗記が一番大事だとは

うすうすわかってはいたけれど、

「やっぱりそれか」と、ゲンナリします。

 

「暗記」ほどメンドクサイものはないと

すでに知っているからです。

 

暗記をしないと英語が制覇できないなら、

ますます自分には無理かなあと、また

あきらめモードが起動します。

 

 しかし、大学受験は文系でも理系でも

英語を外して受験できることはほぼ、

ありません。

 

ここは一大決心をして志望校合格に向けて

腹をくくってやるか、

受験自体をあきらめるか、

二つに一つしかありません。

 

つまり、このサイトを見ている人なら、

『やるしかない』の一択ということです。

 

でも、もしもやるとしたら、

できるだけ最小の労力で覚えたいです。

 

というか、

『暗記せずに覚えられる方法』はないかな?

とか、意味不明なことを考えてみます。

 

多少時間をかけないといけないのは

仕方ないとしても、

できるだけ短い時間で、

できるだけ少ない単語数で、

志望校に必要最低限だけ

マスターする方法はないかな?

と考えてみます。

 

 ここで、その夢(?)を叶えてくれる

『単語集選び』が命となります。

 

上に書いた意図に合わない単語集を

選んでしまうと、最短距離どころか

遠回りしたあげく最後まで仕上がらず

ドロップアウトすることになるかもしれません。

 

もしあなたが英語が苦手なのであれば、

『英語が苦手な人でも勝てる単語集』

選ばなくてはいけないのです。

 

教材を選んだ時点で、

ある程度の運命が決まってしまうと

いえるかもしれません。

 

教材選びは、

受験の合否を決めるひとつの分岐点なのです。

  

では、どの単語集を選んで、

どんな使い方をすれば、

志望校の合格レベルにまでなれるのでしょうか。

 

 まずは書店で「システム英単語」を

購入することからスタートしてみます。 

 

(つづく)