2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

英語が苦手な人の勉強の始め方(その1) 

 

腹をくくって英語の問題集を広げて

勉強を始めてみるのですが、

さっぱり頭に入ってきません。

 

問題を解き、答え合わせをして、

解説を読んで見直ししてみても、

次に同じ単元から問題を出されたら

まったく解ける気がしません。

 

そして実際、次のページにある

「B問題」をやってみると、

やっぱりひとつも解けません。

 

何ページか問題集をやってみたところで

さっぱり手ごたえがなく、

この先いったい何をどこまでやれば

偏差値50を超えられるのか、

想像がつきません。

 

学校や予備校・塾の先生には

いろいろ教わるのですが、

教えている人はそもそも英語が得意なので、

このあたりの感覚が

なかなか理解してもらえません。

 

勉強のやり方も先生からいろいろ

アドバイスをもらうのですが、

どうも自分にはしっくりいかない気が

するのです。

 

英語が得意な人から丁寧にアドバイス

受けているのに、なかなか自分には

うまくいかないので、自分はもうダメ

なんじゃないかと思います。

罪悪感すら感じてしまいます。

 

これがやる気をそぐ原因です。

 

「高校英語は予習が大事」

「授業までに単語を調べて全訳」

「英単語は小テストまでに暗記」

「文法問題集は3冊解くこと」

「復習が大事」

 

なぜ、

先生からの的確なアドバイス

自分には響かないのでしょうか。

本当に自分がダメだから?

 

ちょっと違うみたいです。

 

 

英語は語学です。

 

語学がある一定の域をこえてできるように

なってしまうと、

できない人の感覚が体感で

わからなくなってしまいます

 

いったん自転車に補助輪なしで

乗れるようになってしまうと、

補助輪なしでこけてしまってた時の感覚が

わからなくなるのと同じです。

 

 

先生は意外に、

英語が苦手な人の感覚を

体感でつかめていないまま、

スタンダードな勉強方法を

教えてくれているのです。

 

だから、英語が苦手な人にとっては

練習方法にギャップがあるので、

しっくりいかなかったのです。

 

決してあなたが悪いわけではなく、

練習方法が合っていなかっただけで、

罪悪感を持つ必要がそもそもないのです。

 

5級の生徒に2級の練習方法は

合わないのです。

 

 

 

英語は、数学などと違い、

問題集を数ページやったところで

次回からパッと解ける問題が増える教科

ではありません。

 

いったいどこに勉強の「終わり」があるのか

わからないのが特徴です。

 

数学や理科のように、

公式をひとつ覚えると

目の前の問題が1番から10番まで

パズルのようにパチンと解けて

きれいにマルが並ぶつく、

ということがまずないからです。

 

「数学はやる気が起こるけど、

英語はやる気が起きない」

という人がいるのは、

こういった理由が大きいのかもしれません。

 

まず、英語と数学は別の性質をもったもの、

ということを最初に知り、

まったく別の取り組みをすればいい、

という前提で勉強を始めるとうまくいきます。

 

英語と数学は「イヌ」と「ネコ」くらいに

性質が全然違うということを

初めに知っておけば、

ストレスがないのです。

 

 では英語の勉強って、

いったい何から始めたらいいのでしょうか。

 

 (つづく)