2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

 大学受験にはどんな教材を使えばいいの?

 

大学受験で下剋上を起こすなら、

それはある意味 

教材にかかっている

 といっても過言ではないのかもしれません。

 

高校受験のときは、

市販教材どれを使っても

それほど大きな差はなかったのですが、

大学受験となると

まるっきり話が違ってきます。

 

大きな書店に行けば

「英語」のコーナーだけでも

レベル別・目的別にものすごい種類の

教材が並んでいます。

一体どれを選べばいいのか、

さっぱりわかりません。

 

 

 

今回は、

大学受験はなぜ最初の教材選びが

合否を分けるほど重要なのか、

また、教材を選ぶ時の考え方についても

少しお話しします。

 

その上で、

どんな教材があなたにとって

「よき師匠」となり「バイブル」

となるのか、

星の数ほどある市販の高校教材から

具体名をあげて比較しながら、

できるだけあなたの目的に合ったものが

見つかるように、

少しずつ解説していけたらと思います。

 

一般に評判がいい教材や

学校で使用しているもの、

合格した先輩が使っていたものが

必ずしもあなたにとって

マッチするとは限りません。

 

 

 

 

入試は相対評価(ほかの人と比べて、優劣を決める)

である以上、競争になります。

 

英検などのように、

ある一定の基準を満たせば合格、

というものではなく、

「ほかの人の上にいけば合格」

になるものです。

 

 例えば マラソンで、

あなたが人より足が遅くて(=勉強が苦手で)

はるか後方に取り残されているとします。

 

今まで走った結果として

はるか後方に今いるのであれば、

残念ながらこの先、

どんなに一生懸命走っても、

前を走っている人に追いつくことはありません。

 

 なぜなら、

あなたはみんなより足が遅いのであり、

その結果 あなたは今遅れているのであり、

しかも、こうしている間も競争相手は

あなた以上に速く走り続けているからです。

 

自分だけが 走っていて、

相手がじっと止まってくれているという

幻想を早く捨てることです。

 

どんなに走っても足が遅い分、

前をいく人の背中は どんどん離れていきます。

 

自分なりにいくらがんばっても、

テストで平均点にかすりもしないのは

そのためです。

 

まず、ここをしっかり理解した上で

「それでも勝つための作戦」を考えます。

 

ただ無策に勉強量だけ増やしても

たいした結果は出ない、と最初に

知ることから始めるのです。

 

普通にがんばっても結果はでないと

最初に認めることは、

とても勇気のいることです。

 

 ただ、これを素直に

認めることができたら、

「じゃあ、ここから逆転するという

無茶をかなえるためには、

何をすればいいのだろう?」と、

新しい思考にシフトしていけるのです。

 

すると、例えばある人は、

『人より足が遅いのであれば、

自転車を使えばいい!』

と気づくでしょう。

 

 

もちろん、自転車をこぐのは

疲れもするでしょう。楽ではありません。

でも、自転車を使えば足の遅い人でも

走っている人よりは速く進むことができそうです。

 

走っている人より速く進めるのなら、

いつか追いつき、追い越せるでしょう。

 

 この自転車にあたるものが、

「よい教材」です。

 

 「よい教材」は

ショートカット(近道)の

チケットです。

 

「よい教材を」をうまく使いこなすと、

ほかの人の倍速で前に進むのです。

 

1冊のよい教材との出会いは、

勉強の世界を一変させてくれます。

今までのどんよりした景色が、

ウソのように晴れ渡る日を体験できるのです。

 

 

 

学校から渡される数学の傍用問題集。

あの、うすいやつです。

 

サクシード、4STEP、クリアー、4プロセス、スタンダード・・・

 

そもそも数学が苦手な人が

これらの問題集を使って、

数学を得意科目にできることは、

まず、ありません。

  

もちろん、

上にあげた問題集が「ダメ問題集」という

意味ではありません。

 

これらは学校授業に採用されている

問題集だけあって、教科書に沿った

さまざまなタイプの問題が

網羅されている、

数学問題集の定番中の定番です

 

ただ、これらの教材は、

教科書の原理原則を理解できた人が

さらにブラッシュアップするための

演習(トレーニング)教材 です。 

 

すでに理解したことを

反復・定着させるのに適した教材なのです。

 

 だから、数学がわからない・苦手な人が

数学をわかるように・できるように

するためには教材の目的上、合わないのです。

  

入試対策にも適していません。

難関大を合格した人で、

「数学は教科書傍用問題集メインで

合格しました」

という話はおそらく

聞いたことがないでしょう。

 

ここを知らずに安易に、

学校で使っている教材だからという理由で

4ステップやサクシードを使って

受験勉強をしようとするから、

わからないのです。

ではどういう構造のものが

数学が苦手な人にいいのか、

別の機会に解説します。

 

  

教材は、 

使う人の状況と最終目的(受験校の入試問題)

に合わせて選ぶことが重要です。

  

このサイトでは、

 

『現状は 定期テスト・模試で

いつも平均以下、でも、次のテストは

平均点をこえたい!』

 

『センター(共通テスト)で

8割以上とりたい』

 

『国公立大2次・難関私大入試で

得点したい』

 

など、さまざまな目的に合った

最適な教材を、

誰でも手に入る市販のもので、

各教科ごと・目的ごとに、

上手な使い方を

(時には実演も入れながら)

紹介できたら、と思っています。

 

 

どの教材が自分にぴったり合うのか?

という判断は実際、

普通の高校生が

できるものではありません。

 

それがわかるということは、

合格までの道のりをすでに知っていて

逆算できている、ということですから。

 

普通は学校で渡されている教材を

何の疑いもなく使用するか、

『東大生が薦める…』のような

「勉強エリート」オススメ教材を使う

しかないと思います。

 

入試の出題傾向や問題レベルが

現時点でわからないのであれば、

そこに到達するための教材が

わかるわけがないのです。