2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

【新高1】大学のオープンキャンパスは高1の夏頃までに参加しないと、進路の選択肢が限られてしまうのはなぜ?

 

 

ようやく高校受験が終わり、

ホッとしたところでなんですが・・・

 

「大学のオーキャンオープンキャンパス

高1の夏までに行っておいてください。」

 

こういうと、

 「ちょっと気が早すぎるのでは?」

と思われるかたがいます。

 

夏までというと、高校入試が終わって

たった3,4ヶ月後ですから、

中学のときの感覚でいうと、

たしかに早いと感じますね。

 

 

高校入試の説明会は、

中3の秋で初めて参加したという人

もたくさんいますし、それであまり

違和感はありませんでした。

 

ただし、中3の秋で初めて高校説明会に

参加されるかたは、あくまで

『今の成績で行ける学校を選ぶ』

というイメージです。

 

イチから学校を見比べて、

行きたいところを見つけて、

目標に向けて成績をそろえる準備

をするには、中1での参加が必須で、

当教室では中1での高校説明会参加を

お奨めしています。

 

しかし、高校は義務教育ではなく、

3年間の流れは中学のときと

まったく違うものです。

 

 

何がどう違うのかご説明します。

 

 

 

高校は普通科の場合、2年生になる前、

つまり高1の秋ごろに

2年生のコース選択・科目選択を

せまられます。 

 

 ここで「文系」「理系」のコース選択や

理科と地歴公の科目選択があるのです。

 

早いですね。

 

大学受験は、大学の学部・学科によって、

受験強化や科目数やがバラバラです。

(配点も科目ごとに違います。)

 

例えば、ロボットや機械系に興味があって

工学部を希望するのであれば、

受験科目に物理が必須になりますから、

「物理基礎」と「物理」は

選択しないといけません。

 

京大・阪大・神戸大など

超難関国公立の文系を志望するなら

地歴公なら「倫理・政治経済」、

理科なら「地学基礎」「生物基礎」が

選択科目にあれば、とっておくほうが

少しでも受験勉強の負担が減らせて

いいかもしれません。

 

選択科目の有利不利についてはいつか詳しく

書きたいと思いますが、

大学の学部学科によって、

また個人の資質によっても

有利不利が変化するので、個別にご相談

もらえるほうが的確にアドバイスできます。

 

 

つまり、

高1の時点で最終の志望大学・学部を

仮にでもいったん決めないと

自分の受験科目がわからないので

秋のコース選択・科目選択が

正確にできないのです。

 

高校で受験科目の授業をとらずに

大学受験するのって、

ちょっとやっかいですよね。

 

ここが高1の本当にややこしいところです。

 

高1で進路を100%決められないにしても、

大枠くらいは決められると思います。

 

つまり、消去法で「この分野はないな」

くらいは、わかるはずです。

 

たとえば、

「医者はないから医学部はないな」

とか、

「機械系は興味ないな」

くらいは、誰でもわかるはずです。

 

消去法で、とりあえず現時点で絶対ない

と思われる分野を順番にはずしていくと、

残ったものの中から、

見えてくるものがあります。

 

一番のポイントは、

理系から見ること。

 

「理系が自分にあるかないか」

がひとつのカギになります。

 

なぜかというと、

理系を選択すると、途中から気が変わって

文系に進路変更はできるのですが、

文系を選んで途中から理系に進路変更は

かなり困難だからです。

 

理系がまったく自分にないと思えば、

迷わず文系選択でいいかもしれません。

 

しかし、ひとつでも理系に興味がある

分野があれば、

いったん理系を選択しておくのがいいでしょう。

 

大は小を兼ねる、

理系を選んでおけば、

なんとかなるのです。

 

ただし、理系はそれなりに勉強量が

膨大なので、自分に合う分野が文系で

ハッキリしている場合は、

なんとなく理系を選択してしまうと、のちに

定期テストで苦しい思いをします

 

 

 これを決めるために、

夏までに大学のオーキャン参加が

必要なのです。

 

 当教室でも毎年、秋になると

高1の生徒さんから選択の相談を

受けます。

 

高1生のほとんどのかたは

自分にベストな選択科目がわからず

フィーリングで決めようとします。

(高1でわからないのが当たり前ですが)

 

よくあるのは、

 

「数学苦手だから文系」

 

「数学得意だから理系」

 

「上位クラスのほうがカッコいいから上のコースに」

 

「古典は嫌いだから、とらない」

 

「世界史っておもしろそう?やってみようかな」

 

「物理ってめんどくさそうなので、はずす」

 

・・・などなど。

 

しかし、何度も言いますが、

高校は義務教育ではありません。

 

「数学が苦手だから文系」

ではないのです。

 

たとえ漠然とでも、

ロボットや機械系の仕事に

興味があるのなら、

その時点では間違いなく

「数学が苦手だから文系」

ではなく

「希望する進路は理系だから、数学を強くする」

なのです。

 

 

 

高1の時点で、大学や将来の進路

についての知識を十分に得ることは

ほぼ無理です。

 

自分の持ってる少ない知識から

勝手に想像し、

思い込みだけで選択してしまうと、

現実と違うものをつかんで

しまいます。

 

 

 

大学のオーキャンに行ってみると、

自分の知らない世界が広がっています。

 

思っていなかった出会いが

待っていたりします。

  

「バイオって、面白そうだな。」

「会計の仕事って、自分に合ってるかも。」

「心理学って半分 生物学なのか。深い!」

「大学で公務員講座もあるのか。」

「建築とか空間デザインって面白そう。」

スポーツ科学って楽しそう。」

「食べ物の成分を研究して、新商品を開発?」

 ・・・

 

大学で学ぶ勉強は、

中学や高校のように、

「英数理社国」の知識をひたすら

詰め込む暗記偏重型の勉強では

ありません。

 

中高で詰め込んだ知識をベースに、

自分の興味ある分野を広く深く

追求していく、興味深いものです。

 

 

高校生になると、

向かう進路は人それぞれ、

バラバラ。

 

文系、理系、専門学校、就職・・・

看護系なのか法学系か、薬学なのか経営か。

 

自分に合った情報は、

自分で動いて集めにいくのです。

誰も親切にわざわざ向こうから

教えに来てはくれません。

 

「情報の集め方」については、

当教室でも希望者には、詳しく

個々の大学名を出して指導しています。

困ったことがあればなんでも

聞いてください。

 

 

とにかく、高1のあいだは、

自分の楽しい未来のため、

情報をどんどん集めて選んでいく

期間と考えてみてください。

 

 

 

 おすすめの総合大学、オープンキャンパス情報

 

立命館大学

ritsnet.ritsumei.jp

 

京都産業大

www.kyoto-su.ac.jp

 

龍谷

www.ryukoku.ac.jp

 

 ■同志社大

www.doshisha.ac.jp

 

 

各大学のサイトで

オープンキャンパスのページだけ

見比べると。

それぞれの大学が

どれだけ受験生を集めたいかという

意欲の違いがよくわかりますね!