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小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

英単語集の選び方(その3)難関大の仕上げに?『ジャンル別型』

 

 

ジャンル別に配列された単語集は、

実は使い方が非常に難しいです。

 

ただし、うまく使えば、

しっかり戦力になってくれます。

 

代表格は桐原書店

データベース

 

ジャンル別に単語を分類・配列したもので、

どうせ覚えるなら関係ある単語・熟語を

芋づる式にひとまとめで覚えてしまえ!

というものです。

 

 

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たとえば

「光・輝きに関する語」という分類なら

 

illuminate ~を照らす

radiant   (形)輝く 

glow    顔が赤くなる、ほてる

luminous  (形)光を発する

glare         ぎらぎらした輝き

 

のように、

1ページに関連の単語が並びます。

 

1つのテーマでまとめて見るので、

それぞれを関連付けてワンセットで

覚えられるのが特長です。

 

 ただし、ジャンル別に

配列されているため、

 最重要単語が本の端から端までに

分散してしまいます。

 

また、そこまで重要でない単語も、

重要単語に並列されるので、

とにかく入試頻出単語を

覚えたい人がこの単語集を使う場合、

全ページを覚え切るしかありません。

 

ここが大きな難点です。

 

例えば、

さきほどの「光・輝きに関する語」

でいうと、2・4・5番目の

 

radiant   (形)輝く

luminous  (形)光を発する

glare         ぎらぎらした輝き

 

のような単語は、知らなくても

合否には影響しないでしょう。

(京大に合格した人ですら、

上記3つの単語まで覚えて合格した人は

ほとんどいないと思います。)

 

しかし受験生が、志望校に

合格するためにはどの範囲までの

単語が必要で、

どこからが不要なのかを

判断することはかなり難しいので、

最初の英単語集選びが

重要になってくるのです。

 (これは、すべての教材についても

同じことが言えます。)

 

 

 

では、 「データベース」のような

ジャンル別を極めた単語集の

上手な使い方って、どんなものが

あるのでしょうか。

 

たとえば、慶應や早稲田、上智大など、

主に東京系の超ハイレベルな入試英語、

つまり、高校レベル以上の

こまかい英単語が頻出する入試を

目標にする人が、

 

第一段階で、シス単のような

頻出単語に絞った単語集で

覚え切った後、

こまかいところを付け足していく、

という使い方をすれば、

強力な武器になってくれるでしょう。

 

 

 (つづく)