2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

英単語集の選び方(その1)速攻派は迷わず『短文型』

 

 

大学受験をするのに、

シス単はとにかく速い、

という話をしました。

 

そのほかにも速単やデータベース、

DUO、ターゲット、音単、キクタン、ユメ単・・・

定番と言われているもので、

で優れた単語集はほかにもたくさん

あります。

  

 言ってしまえば、

どんな単語集であれ、

きちんと最後までやり切るのであれば

どれでもいいのです。

 

 ただ、一番短い時間で入試を戦える力を

つけたいのであれば

シス単がオススメです、という話です。

 

特に、国公立大理系を志望している人は、

数学ⅠA・ⅡB・Ⅲだけでなく、

物理・化学にも膨大な時間を

割くことになるので、

英語だけに時間をかけていられません。

 

そこで、数学に負けず劣らず時間のかかる

英語の勉強時間を、どれだけ理系科目に

まわせるかが勝負の分かれ目になるのです。

  

 

ほとんどの人が、

学校で配布されているものだから、という理由で

あまり深く考えずに英単語集を使っています。

 

ただ、それぞれの英単語集は

覚え方のコンセプトが違うので、

それらをよく理解した上で利用すると

効果は倍増します。 

 

 

単語集には、ざっくり分けて、

以下のようにタイプ分けできます。

 

A. 短文型

B. 長文型

C. ジャンル別型

D.    ゴロ型

 

ほとんどの単語集が上記4つのどれかに

分類されるか、

またはその組み合わせになっているようです。

 

今回は短文型を解説してみます。

 

 

 

代表格はシステム英単語

 

シス単の特徴はすでに解説しました。

 

入試によく出る単語を

ページの前半に固めて配列、

例文は主語さえカットした

ミニマルフレーズ、

最小の文字数・ページ数に

必須の関連語をセットで目立たせ、

最小紙面に必須単語を凝縮したもの。

 

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初めてこの単語集を見たときは、

衝撃的でした。

 

とにかく英語、特に単語の暗記が苦手、

という人や、入試まで時間がない人には、

最高の単語集です。

   

最近はシス単のミニマルフレーズを

採用した単語集も当たり前に

見られるようになりましたが、 

どれもそのシンプルさでは

シス単にかなわないようです。 

 

「え、ホントにこれだけで足りるの?」

と思ってしまうほど、

無駄を極限までそぎ落とされています。

 

構成の秀逸さ・計算高さという点で、

シス単は群をぬいているようです。

 

 

同じ短文型で、

シス単とはタイプがかなり違いますが、

ド定番の DUO(デュオ)があります。

 

どちらかというとTOEICやビジネス英語を

勉強している社会人向けの単語集という

イメージも強いですが、

意外に受験生もよく使われています。

 

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特長は、

たった1つの例文に、

複数の必須単語・熟語を

詰め込んでいるので、

例文ひとつ暗唱するだけで

 効率よくたくさんの単語・熟語が覚えられる!

というもの。

 

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たとえば、

上の写真のような7つの単語を、

下の写真のように、

ひとつの例文にまとめてしまっている。

(お見事!)

 

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しかし・・・

少し例文がムズカシイ…ような気がしますね。

 

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英語の学力が発展途上・偏差値50未満の人だと、

ちょっとキツめの例文になっています。

 

ある程度のレベルに達した人が、

さらに偏差値65に向けて旅立つとき、

威力を発揮してくれそうな単語集ですね。

 

 

 (つづく)