2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

いよいよ入試、数学ⅠAが間に合わない! ときの最後の手段

いよいよセンター(共通テスト)数学ⅠAが

間に合わない!

 

そんなときの最後の手段。

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高3の夏を過ぎてセンター(共通テスト)の

数学ⅠAが 仕上がっていない。

 

高3の秋から冬にかけての時期は

暗記科目に集中していく

タイミングなので、

 

数学をどうするかは

いよいよ決断のタイミング

 

今まで自分なりにがんばってきた。

でも、このままずるずると

同じ調子で数学をやっていても

どこまで伸びるかわからない。

(7割に届く見込みがない。)

でも、国公立大は捨てがたい

 

 

そんなときは、

「数Aをぶった切ってしまう」

という最終手段があります。

 

つまり、

センター(共テ)を『数学ⅠA』ではなく

『数Ⅰ』で受験する 

ということです。

(もちろん、文系に限られます。)

 

地方の国公立大・文系であれば、

よくよく受験科目を見直してみると

数学は

『Ⅰ・ⅠA・ⅠAⅡ・ⅠAⅡB から選択』

となっている場合が

意外にあることに気づきます。

 

何も知らず

学校の先生に言われるまま

ただ数ⅠAⅡBをやっていた人

にとっては びっくりです。

 

京都からの通学圏内だけも、

たとえば

京都府立大・文・和食文化

滋賀医大・看護

滋賀県立大・人間看護/人間文化

奈良県立大・地域創造

などは、

センター(共テ)は数「Ⅰ」だけで受験できます。

 

 

 

これは高1・高2で、

部活などが忙しい人に

特に有効なのですが、

 

志望校がガッチリ決まっていて、

その大学が「数Ⅰ」受験OKで、

総得点で数学の割合が低い場合、

併願の私大に差しさわりさえなければ、

 

思い切って『数A』を切って、

浮いた時間を英語と国語に突っ込む

ことができます。

 

毎日の勉強時間がもともと少ない人は、

わずかな時間は配点の大きい科目だけに

あてたいです。

 

 

高2の時点で数Ⅰだけに絞るなんて

そんな怖いことはできない!

と思ってしまいますが、

これは優先順位の問題で、

 

文系の場合はどう考えても

英語の配点比率が 高いので、

限られた時間はできるだけ

英語に使いたいです。

 

英語と国語に時間を使って、

完全に仕上がって余裕ができた時、

やりたければ数Aに手を付ける、

という考え方です。

 

一番こわいのは、

数学にわずかな時間のほとんどを使って

肝心の英語・国語が仕上がらないことです。

 

これは文系の大学入試では

最悪のシナリオで(でも本当によくある!)、

 

英語が仕上がらないと国公立大はおろか

ほとんどの私大入試でも不合格となります。

 

 数学が苦手な人にとって

数Aを削ることはとても大きいです。

(特に「確率」が苦手な人!)

 

 

『数Ⅰ・A』から『A』を切ることは

「数学が半分になる」という単純な話ではなく、

『Ⅰ』と『A』の融合問題もなくなる

ことになります。

 

つまり、

数Ⅰの単元別だけで対策できてしまう

ことになります。

 

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ただ、だからといってカンタンに

『数A』を切ってしまわないこと。

 

落ち着いて自分の受験をもう一度

見直してみます。

 

『数A』を切ってしまうことで

場合によっては併願校(私大)の受験で

不利になることがあります。

 

具体例をあげると、

 

さきほどの滋賀医大

滋賀県立大(看護)を受験する人なら、

 

併願は(京都なら)京都橘大や佛大

になることが多いと思いますが、

 

どちらも数学受験は

『数ⅠA』指定です。

 

『A』を切ってしまうと私大の

数学受験ができなくなるのです。

 

「いや、私大受験の数学は選択だから

国語を選べばいいだけでしょ!」

 

その通りですね。

 

でも、高1や高2のかなり早い段階で

私大の数学『ⅠA』受験を捨てるのは

もったいない気もします。

 

なぜなら、私大の数ⅠA受験は

国語で受験してくる人よりも

高得点がとれる可能性が高い

のです。

 

国語はどうしても受験当日の

「出たとこ勝負」的な要素が大きく、

当日まで高得点とれるのかどうか、

不安な要素が残ります。

極端に高得点をとることが難しい科目です。

 

でも数学は、

学力がある一線をこえてしまうと、

満点をとることが可能になる科目です。

 

特に『ⅠA』に限定している私大のほとんどは、

センターもしくはセンター未満の難易度です。

どこまで勉強をすればいいかが、

最初から見えているので、

とてもやりやすいのです。

 

そういう意味で、

数学と相性が悪くない人は

数学は『ⅠA』で最後までいくのが

いいと思います。

 

 

高2の夏~秋くらいまでの段階で、

 

 ★志望校の受験科目は何?

(数ⅠまたはⅠAだけで受験できる?)

 

★センター(共通テスト)の数学の配点の割合は?

(全体の5分の1以下?)

 

★ 自分が受験勉強にとれる時間はどれくらい?

(毎日20分でも数学に時間がとれている?)

 

など、点検してみた上で

どういう方向で行くか考えてみると

いいと思います。

 

 

  

そのほかも、

 

たとえば奈良女子大・文学部なら

数ⅠAⅡBから『A』『B』を切って

『数Ⅰ・Ⅱ』という変則的な受験が

できるなど、

 

受験にはさまざまなバリエーションがあって

いろんな科目の組み合わせができることがあるので、

 

自分の志望校と

想定できる併願校(私大)を

紙に書いて並べて

受験科目をよ~く見てください。

 

自分がやることを確定させて

受験勉強を始めると、

ほかの人より少ない時間で

ゴールまでいけますよ!

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