1200単語を完全に自分の味方にする方法
とその具体的なやり方を解説しました。
これをやりとげた段階で
大学受験に必要な英単語が
体に記憶されています。
「え?全然覚えられていないけど?」
と思ってしまいますが、
シス単1・2章の1200単語
どれをとっても、
見たことも聞いたこともないものは
なくなっています。
あとは、
「お知り合い」になった1200単語
全員を、自分の味方にしていきます。
本番の入試長文を見たときに
瞬間的に「反応」して
出てきてくれるように、
ひとりひとりと何度も会って
親しくなっていきます。
仕上げの音読は、
ぶつぶつ言うような小声でいいので、
とにかく「速さ」だけを追求します。
音読の「速さ」は「量」に
つながるからです。
音読の「量」は
ひとつひとつの単語と触れ合う回数なので、
回数を重ねるごとに自分を助けてくれる
味方が増えていくイメージです。
今度のルールは、
日本文1回&英文1回
速さの目安は
3秒×フレーズ数
です。
ここでも3秒は最低限の目安で、
あくまで自己ベストタイムを
追求してください。
英単語 およそ10個で30秒、
1分で20個、
10分で200個。
大学受験に必要な英単語は、
第1章・2章の1200単語なので、
(ベーシック版なら第2章と3章)
6日間で1サイクル(1200単語)
まわせることになります。
10分の音読がきつい場合は、
慣れるまでは
朝夕 各5分×2セットに
分散してもいいでしょう。
そして目標は
1200単語 × 7サイクル 貫徹。
1サイクルに1週間かかっても、
2か月弱。
上記を基本として、
あとは今の学年や時期・最終目標によって
進度を調整するといいでしょう。
たとえば、
ゆっくりやりたい
中3生や高1生なら、
1日5分の2週間(12日)を
1サイクルとしてもいいでしょう。
高3の5月以降なら
1日 朝・夕・夜の
200単語×3セット
(1日600単語)
にする、など。
大事なことは、
「暗記」しようと思わず、
「覚えよう」と意識せず、
ひたすら日本文に英文を
「反応」させていくこと。
その反応の速さを
1秒でも速くしていくこと。
うすい紙を重ねるように、
英単語を積み重ねていきます。
積み重なったうすい紙の束は
頑丈で、短期間で忘れることが
できません。
約90日後、気づけば
英語という教科の視界が
まるっきり変わっています。