2分で読める★大学受験のコッツン!京都編

小・中学生から始める大学受験のコツ。成績下位の人向け勉強法

英単語のゴロ暗記を勉強に取り入れる

 

英単語を覚えるのにゴロ暗記を採用

することにしました。 

 

 単語集を買ってきてページをめくると

『あ、晩だ!(abandon)勉強を放棄する』

と出てくると、

本屋に行く前のやる気とは裏腹に、

すぐに「めんどくさいな」

と思ってしまいます。

 

『abandon ~を放棄する』

 

たったこれだけのことなのに、

わざわざ文章を追加して

長くなったものを覚えるなんて、

めんどくさい!と思います。

 

しかし、もともと

ゴロ暗記で英単語を覚えてみようと

思い立った理由は、

なんだったのかと思い返すと、

 

『abandon ~を放棄する』

では記憶に定着せず、

すぐに忘れてしまうから、

なんとか記憶に定着させたい!

ということでした。

 

『abandon ~を放棄する』

のままだと無味無乾燥で

印象にも記憶にも残らず、

 

3か月後に『abandon ~を放棄する』

に出くわしたときには

すっかり忘れてしまっていて

そこでまた初めて見る単語のように

覚え直し、

そしてまた半年後に・・・

 

を繰り返す手間を考えると、

 

1回目に少し余計に時間をかけても

覚えられるのならそのほうが

トータルで効率がいいかもしれない、

となんとなく気づきます。

 

 

 

ゴロ暗記を一発で記憶に定着させる

には、いくつかコツがあります。

 

まず、コツその1

連想を絵にすること。

 

ゴロ暗記はそもそも、

単語の発音から連想するもので

覚える記憶法でした。

 

たとえば、

『あ、晩だ!(abandon)勉強を放棄する』

のイメージ。

 

・・・外は夜。 空に三日月。

夢中で勉強していた女の子(男の子)が、

ふと顔をあげると、もうすっかり

夜になっていました。

こんなに長い時間勉強したの!と、

すぐに鉛筆とテキストを放り投げて

勉強をやめてしまう・・・

 そんなイメージ。

 

これを、マンガで思い浮かべます。

 

一度イメージを作っておくと、

abandon の文字を見るたびに

「あ、晩だ!」となって、

「勉強を放棄している」絵が連想で

勝手に出てくる、というわけです。

 

 

 

 コツその2

 

 「あ、晩だ!」の部分は日本語の発音ではなく、

 「abandon」 とそのまま英語で発音すること。

 

正確に書くと、 

abandon 勉強を放棄する」 となります。

 

 

「ゴロで英単語を覚えるのはダメ」

という理由のひとつに、

「発音やアクセントが不正確になる」

ということがあります。

 

確かに、日本語の発音で覚えると、

発音やアクセントが不正確になります。

 

日本語で読むから、ダメなのです。

 

ゴロ英単語は「空耳」なので、

発音・アクセントは英語のまま

がポイントです。

 

 

 

コツその3

 

 

ゴロの文章はできるだけ短くする

です。

 

「abandon 勉強を放棄する」

なら、

abandon (勉強)を放棄する

とします。

 

(勉強)の部分は、

絵で思い浮かべていると

わかりきっていることなので、

言葉上は言わずに

カットしてしまいます。

 

市販の単語集では、

読者全員にわかってもらわない

といけないので、

イメージを補足するために

単語の意味と関係のない言葉が

長くなっていることがあり、

これがゴロ暗記がめんどくさいと

思ってしまう原因でもあります。

 

わかりきった補足の部分は

カットするとシンプルに覚えられます。

 

※abandon の場合、「他動詞」であることを

強調したいので「放棄する」とせずに

「~を放棄する」とします。

 

※他動詞とは、「~を放棄する」の

「~」の部分(目的語)とセットで

一人前になる動詞のことです。

 

 

 

コツその4

 

単語の音を聞いて、

自分がパッと思いつく連想であれば

「かなり変」でもいいので採用する。

自分さえわかればいい。

 

本にのっているフレーズに

こだわらなくていいし、

こじつけでもかまいません。

自分さえわかればいいのです。

 

自分がパッと連想するもの

だからこそ、意識で忘れても

たぐり寄せることができるのです。

 

 

たとえば

consider(コンシダー) ~を熟考する

で、単語集にのっているゴロが

自分にしっくりいかない場合。

 

consider の con の部分で

友人の「近(con)藤くん」が

ぱっと思い浮かんでしまいました。

 

もうこれは、「con」 は「近藤くん」

にするしかありません。  

 

近藤(コン)、舌 出して考える

 

consider  出して考える

 

同じクラスの近藤くんが

ベロを出して何か一生懸命

考えている姿を思い浮かべて、 

一丁上がりです。

 

 

 

ex- から始まる英単語は

たくさんあって覚えにくいですね。

 

シス単のインデックスで見ると、

ex- から始まる英単語は

75個もあります。

 

ここまで数が多いと

ゴロも作りにくいですね。

 

こういう場合は、さきほどと同じく

接頭語だけで連想。

 

以前、教室で

連想を作るのにex- 単語を見て

EXILE(エグザイル)!」

と言った生徒さんがいました。

 

かなり変!ですが面白そうなので、

さっそく、採用。

 

 

 

explore 「~を探検する

エグザイル、風呂を探検する

→ exploreを探検する

 

 expose 「~をさらす、あばく」

エグザイル、ボーズ頭 をさらす

exposeをさらす

 

exclaim 「叫ぶ」

エグザイル、クレーム叫ぶ

exclaim 叫ぶ

※クレーム:異議を申し立てること

 

 

 

即興でパっと思いついた

イメージで作ってみました。

 

これくらいなら、

いくらでも作れそうです。

 

自分だけの連想なので、

他人が見るとしっくりこない場合が

ほとんどなのですが、

 

私の頭の中にはちゃんと絵付きの

イメージがあって、

 

たとえば、上の

 エグザイル、風呂を探検する

なら、男ばかりのエグザイルが、

銭湯の女子風呂をこっそり探検(!)

しているアホアホ・イメージです。

 

アホらしすぎて、

他人には、言えません。

(言う必要もありませんが)

 

 

 

 

 

英単語のゴロ暗記のテクニックを

いくつかご紹介しました。

 

ゴロは、あくまできっかけです。

 

長文を読みながら、いちいち

「え~と、エグザイルが・・・」

とやるわけにはいきません。

 

どんな覚え方で覚えたとしても、

覚えたての単語はすぐには

自在に使いこなせません。

 

何度も何度も問題の文中に出くわすうちに

使いこなせる(読みこなせる)ように

なっていきます。

 

そのうち、毎回ゴロを思い出さずに

意味が出てくるようになるのです。

 

 

 

英単語の習得で、まず最初の段階は

なんでもいいから覚える

ということが大切です。

 

覚えても最初は使いこなせないことを

織り込んでおきます。

 

初期段階は

「あ~なんだっけ、この単語!」

のような曖昧な記憶でいいのです。

 

問題をたくさんこなしていく中で、

何度も覚えた単語に出くわしていくうちに、

モノになっていくのです。

 

ですので、

忘れることやウロ覚えを恐れず、

とにかくたくさん覚えてしまうことが

ポイントです。

 

 

最後の切り札に、

ぜひゴロ暗記を、

どうぞ。